2012年9月21日金曜日

上村 『ナルニア国物語』―誘惑の場面における聖書との比較―



上村周平(M2)
所属:干井ゼミ
発表タイトル:『ナルニア国物語』―誘惑の場面における聖書との比較―

 20世紀の世界3大ファンタジーの1つとして称えられる『ナルニア国物語』シリーズ、その第1作『ライオンと魔女』における誘惑の場面について考察する。
 作者のクライブ・ステープルズ・ルイス(C・S・ルイス)は宗教者としても有名であり、キリスト教に関する数多くの著作を残しており、この作品においてもキリスト教の影響を多く見ることができる。
 『ライオンと魔女』は17章から構成されているが、考察に用いるのは主に4章のみである。この箇所は旧約聖書の『創世記』におけるエデンの園からの追放と類似しているため、先行研究においても並べて論じられることが多い。しかし、相違点については論じられることが極端に少ないため、今回の考察では類似点・相違点を列挙し、より詳しく論じていく。

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